カジノのルーレットでチップを賭ける場所をベットエリア(ベッティングエリア)と言います。
ルーレットのどんな出目に対して賭けるのかでは、当たる確率も違えば当然もらえる配当も変わってきます。
ベットエリアの見分け方は、ルーレットをプレイするには必ず必要な知識です。
今回は、ベットエリアの違いや賭け方について、詳しくご紹介していきましょう。
○ルーレットで賭けられる対象とは
ルーレットで賭けられる対象には「数字」と「条件」があります。
まず「数字」では、単純にひとつの数字を選ぶことから、複数の数字に賭けることが可能です。
続いて「条件」では、赤・黒や奇数・偶数など、出目の数字だけではないものに賭けることができます。
テーブルのチップを賭けるエリアのことを「ベッティングエリア」と呼びますが、このなかで区切られているのです。
主に数字に賭けるエリアが「インサイドベット」で、条件に賭けるエリアは「アウトサイドベット」と呼びます。
これはベットするエリアが内側にあるものと、外側にあるもので分けられていることから付いた名称です。
○ルーレットのチップの賭け方
実際にインサイドベットとアウトサイドベットのチップの賭け方をみていきましょう。
インサイドベットでは、次のような賭け方があります。
ストレートアップベット:単一数字に賭ける
スプリットベット:隣あう2つの数字に賭ける
ストリートベット:1列3つの数字に賭ける
コーナーベット:交差する4つの数字に賭ける
ファイブナンバーベット:0・00を含めた5つの数字に賭ける(※アメリカンのみ)
ダブルストリートベット:2列6つの数字に賭ける
アウトサイドベットでは次のような賭け方があります。
カラーベット:赤・黒のどちらかに賭けます
オッドイーブンベット:奇数・偶数のどちらかに賭けます
ハイローベット:2つに区切られた数字で高い・低いに賭けます
コラムベット:1ライン12個の数字に賭けます
ダズンベット:グループごとに区切られた12個の数字に賭けます
配当はインサイドベットで6〜36倍、アウトサイドベットでは2倍〜3倍となります。
当たる確率は配当に応じて高いほど難しく、低いほど容易になると思ってください。
○ルーレットの賭ける場所ごとの特性・特徴
インサイドとアウトサイドの特性の違いを把握して、チップを賭けるときの考に反映させましょう。
たとえば、インサイドベットはなかなか当たりにくいですが、その分配当が高いという魅力があります。
少額で高配当を狙う、というとかなりリスキーなイメージになるかもしれませんが、実際には投資金を抑えた勝負が可能です。
$5や$10のチップであっても、6倍以上の倍率のあるインサイドベットなら$30〜$60の配当です。
少なくとも、倍率の分だけ賭ける回数には価値があるということになります。
ストレートアップでも36倍になるため、34回以内に当てれば利益が出るということです。
この考え方の応用で、1回の勝負に30箇所にベットしたとしても$1なら$30の投資で$36戻ることになります。
試行回数でも、チップを置く範囲でも調整は可能だということです。
もちろん、ここまで範囲を広くするとベッティング時間に間に合わないのもあるので、アウトサイドベットも活用することになるでしょう。
次に、アウトサイドベットでは範囲が広い分だけ配当が低くなります。
配当が低いことを補うには、チップの額によるコントロール方法が主体になります。
2箇所にかけるだけで60%以上の当選率と勝率は非常に高くなりますが、賭けたチップの額次第では当たっても損失を出すことが考えられます。
つまり、当たる前提で考えるアウトサイドベットでは、ベット額のコントロールが肝心になるということです。
チップを置くときに無造作に賭けるのではなく、それぞれの持つ特性や特徴に合わせた考え方の違いを理解して使い分けるようにしてください。
○アメリカンルーレットとヨーロピアンの規則性の違い
アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットの違いは、ホイールの「0」の数だけではありません。
ホイールに記された数字に「規則性がある」「規則性がない」という違いもあります。
ヨーロピアンルーレットは数字の配置に規則性はなく、アメリカンルーレットは対角線上に数字が配置されています。
数字のレイアウトの違いは、戦略や攻略法にも大きく関係するものです。
4分割エリアで賭けるネイバーベットやシフトベットなど、ベット方法にも影響してきますのでよく覚えておきましょう。
アメリカンルーレットで使われるシフトベットとは、エリアで分けた数字を使って予想するやり方です。
出目の規則性のないヨーロピアンルーレットで使うシフトベット法は、ネイバーベットと呼ばれています。
○ルーレットのチップの賭け方についてまとめ
今回はルーレットのチップの賭け方について学んでいきました。
インサイドとアウトサイドの特性の違いは、数字と条件のどちらにかけるのかということです。
また、当たる確率が低いものほど配当は大きくなりますが、複数を組み合わせることで調整できます。
比較的配当の大きなインサイドベットでは、低投資で試行回数または範囲を広げて利益を狙います。
アウトサイドベットでは、賭けるベット額をコントロールすることで利益をあげるようにしましょう。
ルーレットのチップの賭け方を覚え、自分なりの攻略法を身につけて実践してみてください。