ルーレットには種類が存在しており、代表的なのはアメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットです。
実はこの他にもフレンチルーレットという種類も実は存在しています。
あまりカジノでも導入されていない珍しいルーレットです。
今回はフレンチルーレットについて解説していきます。
〇フレンチルーレットとは
フレンチタイプの大きな特徴はゼロが1種類という事です。
アメリカンルーレットは「0」「00」を含む38個の数字で構成されていて、フレンチルーレット、ヨーロピアンルーレットは「0」を含む37個の数字で構成されています。
つまり、アメリカンルーレットとの違いはゼロの数が違うというのが大きな違いとなります。
このゼロの数の違いは、一見たいした違いには思えませんが、実はとても重要です。
なぜなら、このゼロの部分がカジノ側の利益(ハウスエッジ)となっているからです。
アメリカンルーレットはフレンチルーレット、ヨーロピアンルーレットに比べるとペイアウト率の方が低く、利益になるため多くのカジノでばアメリカンルーレットが主流です。
〇ヨーロピアンルーレットとの違い
フレンチルーレットではゼロが一つ少ないというのが特徴ですが、それはヨーロピアンルーレットも同じです。
ヨーロピアンルーレットとの違いはどういうものがあるのでしょうか。
・テーブルレイアウトの配置が違う
フレンチルーレットのテーブルレイアウトはアメリカンルーレット、ヨーロピアンルーレットと違い、イーブンマネーベットのベット位置が反対側に分離しています。
主流のルーレットの配置に慣れているととても違和感を感じると思います。
・アンプリゾン(EnPrison)方式
アンプリゾン方式とは勝率がほぼ50%のイーブンマネーベットに適応されるルールです。
イーブンマネーベットにはレッドブラック、オッド・イーブン、ハイローがあります。
アンプリゾン方式ではイーブンマネーにベットして0が出た場合、ベット額の半分が返却されて、半分が保留されるというルールになります。
例えば10$赤に賭けたとして、0が出たら5ドルは返却され、5$は引き続き赤ベットに保留されます。
そして次に赤がでれば5$が戻ってきます。
黒が出れば没収です。
保留されたベットで勝っても保留された金額が戻るだけで利益配当はありません。
・オンラインカジノではラ・パルタージュ(La Partage)方式
オンラインカジノではアンプリゾンではなくラ・パルタージュ方式をとっています。
ラ・パルタージュ(La Partage)方式はイーブンマネーベットに賭けて0が出た場合、半分が没収され、半分が返却されます。
本来保留されるベットは没収になるので上記のアンプリゾン(EnPrison)方式より若干不利になります。
〇フレンチルーレットのペイアウト率
フレンチルーレットはこのアンプリゾン方式やラ・パルタージュ方式が適用される可能性があるイーブンマネーベットの時だけペイアウト率が良くなります。
イーブンマネーベット以外の場合、ヨーロピアンルーレットと条件は変わりませんので、ペイアウト率は同じです。
イーブンベット飲みの場合、アメリカンルーレットは94.7%、ヨーロピアンルーレットは97.3%、フレンチルーレットは98.65%となります。
イーブンマネーベットでのみでのプレイを考えている方フレンチルーレットで遊ぶのが勝ちやすいといえます。
フレンチルーレットは3種類の中では1番勝ちやすいルーレットになりますが、ランドカジノで採用されているところはほとんどありません。
またオンラインカジノでもあっても1~2種類と少ないです。
少ない理由としてはおそらくペイアウト率の甘さでしょう。
その分カジノ側の取り分が少なくなるわけですから、わざわざフレンチルーレットを選択する理由がないためです。
もしフレンチルーレットで遊ぶできる機会があればぜひチャレンジしてみましょう。